デンタルガイドトップ歯周病歯周病は歯医者で治療してもらおう

歯周病は歯医者で治療してもらおう

歯周病の治療法

スケーリング・ループトレーニング

歯医者さんでよく行われている歯周病の治療法に、スケーリング・ループトレーニングと呼ばれる方法があります。

通常の歯磨きでは目に見えている部分はなんとか磨くことができても、歯にこびりついてしまった歯石を取り除くことはできません。

ましてや、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間に入り込んでしまっているものはなおさらです。

このような、普段の歯磨きでは取り除くことができない歯石を効果的に取り除くことができるのが、スケーリング・ループトレーニングと呼ばれている方法です。

まず最初に行われるスケーリングでは、専門の器具であるスケーラーを使用して歯の根元などにこびりついている歯石を削り取っていきます。

スケーリング終了後、ループトレーニングに移ります。

ループトレーニングでは歯周ポケット内にこびりついたものまで取り除いていきます。

歯石がついているのは、目に見える部分だけではありません。

実は、歯周ポケット内にもびっしりとこびりついている場合が多いのです。

歯周ポケット内部の歯石の除去をしっかり行うことで、その上に歯垢が溜まることを防ぐことができ、歯茎の炎症の元を断つことができるのです。

これらの歯周病の治療法を数カ月に一度ぐらいのタイミングで行うことで、お口の中の状態を良好に保つことができます。

PMTC

歯周病の治療法の一つに、PMTCと呼ばれる方法があります。

これはどのようなものなのでしょうか?実はPMTCとは、”Professional Mechanical Tooth Cleaning”の略語なんですね。

平たく言えば、歯医者さんで行うお口のスペシャルクリーニングのことです。

最初に薬剤で歯にこびりついている歯垢を染め出します。

その後、専用のマシンで歯を傷つけないゴム製の先端を回転させたり、特殊なブラシなどを使いながら、例えば歯ブラシの先では届きにくい部分や、通常の歯磨きでは落ちない汚れ(紅茶やコーヒーの着色汚れ)などをキレイにしていきます。

歯と歯の間の汚れも、デンタルフロスを使って掻き出します。

歯がクリーニングされてキレイになった最終仕上げとして、フッ素を表面に塗って終了します。

PMTCを行うと自分で歯磨きをしても取り除けなかった汚れがスッキリするので、処置後はかなりお口の中がサッパリして気分が爽快になります。

ただし、歯垢は取り除くことができても歯石になってしまうとPMTCでは対応不可となる点は覚えておきたいところです。

しかし、普段の歯磨きで磨きにくい箇所の歯垢を取り除くことができる点では、歯周病の治療法としても大変有効であることに間違いはありません。

また、現在歯周病ではない方にとっても、お口の中をキレイにクリーニングしながら歯周病や虫歯の予防もできる、かなりオススメの方法になります。

コスモアイキュア

歯医者さんによっては、歯周病の治療に高周波治療器(コスモアイキュア)を導入しているところもあります。

コスモアイキュアが発する高周波には優れた殺菌効果があります。

この性質を利用して、歯周ポケット内の原因菌を殺菌するために利用されます。

コスモアイキュアの優れている点は、ごく短時間のうちに患部に住みついている原因菌を死滅できるため、患者の負担が少ないこと、施術時の出血量も最小限で済むことなどが挙げられます。

また、一般的には大掛かりな治療になりやすい歯の根元部分の殺菌も対応可能である点も見逃せません。

さらにごく狭い部分にポイントを絞ることができるため、より正確な歯周病の治療を可能としています。

同時にこの機器に備え付けられているもう一つの目玉ある、超音波振動発生機能を利用すれば、超音波による細かな振動の効果で、歯周ポケットにたまった歯垢などを洗浄する際にその実力をおおいに発揮します。

また、歯周病の治療を完了した後のメンテナンスにも使用することで、より長期間に渡って良好な状態を保つことができます。

このように大変優れた機器であるコスモアイキュアですが、歯医者さんの中でも保険適用内の治療で使用されるところと、保険適用以外で使用されるところがありますので覚えておきましょう。

詰め物・被せ物の修正も歯周病を治療するために大切です

銀歯

歯周病の原因が、虫歯の治療のために処置されている詰め物・被せ物が合っていないことによる場合、これらの修正を行うことがまずは何より大切です。

結局のところ、詰め物や被せ物が合っていないために隙間ができ、そこに歯垢がたまって歯周病の原因菌が繁殖してしまっているからです。

こうした隙間に入り込んだ歯垢は、歯磨きを丁寧にしても取り除くことが難しいので、お手上げ状態です。

このまま放っておくと原因菌がどんどん繁殖して、もっと歯周病が進行してしまうことでしょう。

それだけでなく、せっかく治療したにもかかわらず、その部分が再度虫歯になってしまう可能性も高くなってしまいます。

詰め物や被せ物が合わなくなってきたな、と感じたら是非ともすぐに歯医者さんに行って修正してもらいましょう。

詰め物や被せ物は、経年変化によって、あるいは毎日の咀嚼で歯を使うことによってどうしてもずれてしまうものです。

早めに不具合に気づくためには、定期的に歯医者さんで検診を受けることも効果的です。

グラグラするだけでなく、冷たいものや熱いものを食べたあとに治療跡がうずくような感覚を覚えたら、細かな隙間ができているサインかもしれません。

面倒がらずに、歯医者さんに行って修正してもらってくださいね。

歯周病を薬で治療することもできます

歯医者さん

歯周病が、お口の中の細菌が原因の歯茎やあごの骨の病気であるというのなら、その治療のために専門の薬で治療すれば良いのではと思いますよね?その通り、歯周病は薬で治療することができます。

そのためには、まずはお口の中の細菌の種類を特定し、その細菌に効果的なものを使用することが薬で治療するためには重要なことです。

そういう意味では、手軽だからといって市販のものを独断でむやみに購入して使うよりも、やはり歯医者さんを受診した上できちんと処方・処置してもらうことが一番です。

なぜならば、歯周病に効果的な薬といっても様々な種類がありますし、それぞれに特徴がありますからね。

たくさんある種類の中から現在の症状を引き起こしている細菌の種類に合ったものを使ってこそ、効果的に改善してくるというものです。

しかし、この方法だけではたとえ炎症が一時的に治まっても、すぐにまた症状が繰り返し現れることが懸念されます。

また、歯垢(プラーク)が多量に残っている状態で投与しても歯周病に対する効果は半減してしまいます。

そのため、プラークコントロールや生活習慣の改善なども並行して行い、常にお口の中の清潔を保つことが大切になってくるのです。

そして治療後には、定期的に歯医者さんに通って検診してもらうことを忘れないようにしましょう。

生活習慣を改善して治療することが基本です

歯医者さん

いくら腕の良い歯医者さんに通って治療を行っても、普段の生活習慣を改善できなければ台無しです。

いくらなんでも、毎日歯医者さんに通うわけにもいかないですよね?でも、歯医者さんに行く日だけ意識してきちんとしても、それ以外の日に気を抜いていては意味がないのです。

そもそも歯周病は生活習慣病も一つなのですから、もともとはその人自身の生活習慣に原因があるはずなのです。

まずこの根本の原因を改善しなければなりません。

たとえば、今まで歯磨きをきちんと行ってこなかった人は、意識的に歯垢を取り除くためのブラッシング法での歯磨きをしたり、甘い物や柔らかいものばかりを食べていた人は、できるだけ食べない食生活にするなどですね。

もちろん、タバコを吸っている場合は、禁煙も大切です。

うれしいことに、歯周病を予防するために規則正しい生活になるように気をつけたところ、健康的にダイエットできたり、気になっていた血糖値や血圧が下がるなどの様々な効果が見られるものです。

歯周病になりやすい生活習慣は、実はこれらの症状を悪化させる要因でもありますからね。

やはり、いろいろな面から考えて根本的な治療の基本となるのは、ご自身の生活習慣の改善に尽きるということになるでしょうね。

Copyright (C) Dental Guide All Rights Reserved.