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歯列矯正で健康保険が使える条件とは

健康保険の可否

歯医者さん

歯列矯正は一部の症状が診断された外科矯正の場合にのみ、健康保険が適用される場合があります。

一般の歯科医院では健康保険が適用されるか否かの診断を行っていない場合がありますので、確実に診断を受けるためには、歯科大学付属病院などで受診すると良いでしょう。

尚、この外科矯正は通常100万~200万ほどかかる高額な治療になりますので、もし自分が一部の症状に当てはまるのではないかと思われる場合、まずは診断を受けてみることをお勧めします。

一部の症状…

歯列矯正で健康保険が適用される一部の症例とは、「顎変形症」と「唇顎口蓋」裂の2つの症状が診断された場合保険が適用となります。

顎変形症

顎変形症

顎変形症は「がくへんけいしょう」と読み、顎の大きさや形、位置などの異常により顔面が変形をきたし、噛み合せの異常を引き起こしてしまっている状態の事を指します。

顎変形症の原因は未だ明らかに放っていないのですが、幼児期に行うおしゃぶりが原因とも言われています。

重度の顎変形症と診断された場合、外科手術が必要となります。(この治療には、健康保険が適用されます。)

外科手術に際して、口腔領域を確保し手術を正確に行うために歯列矯正を行います。

軽度の顎変形症の場合は歯列矯正のみで改善され、顎変形症と診断されれば、外科手術を行わなくても保険が適用されます。

治療期間は長く、手術前に行う矯正期間が1~2年かかり、矯正が終わった後手術(約2週間程度の入院を要します。)を行います。

手術が終わった後は、矯正が後戻りしないために1年程は保定期間が必要となりますので、完治までに約3~4年は必要となります。

治療後は、噛み合せが改善される(消化の向上)ほか、顔のバランス、歯の審美性の向上など様々なメリットがありますので、顎変形症に悩まされている方は、1度大学病院や矯正専門医に診てもらうことをお勧めします。

尚、歯列矯正は歯科矯正医、顎変形症の手術は口腔外科医となるため、歯科大学付属病院等で診断を受けるのが1番望ましく、一般の歯科医院で治療を受けた場合保険が適用されない可能性がありますので、事前に必ず確認しましょう。

唇顎口蓋裂

歯

唇顎口蓋裂は「しんがくこうがいれつ」と読み、顔面領域において最も多い先天性の異常の1つで、唇や口の中が裂けてしまっている症状のことを指します。

上唇だけが裂けているものを口唇裂と言い、唇から皮膚にかけて部分的に裂けているものを不完全唇裂、鼻腔にまで裂けてしまっているものを完全唇裂と言います。

また、裂け目が歯槽部まで到達してしまっているものを唇顎裂と言い、更に上顎の奥まで裂けてしまっているものを唇顎口蓋裂と言います。

この症例は日本での発症が高く、およそ500人に1人の割合で発症している症例です。

遺伝性が強く、両親のいずれかにこれらの症状が見られる場合、子供の発症率は更に上昇します。

唇顎口蓋裂は、育成・更正医療機関の指定を受けている病院で治療を行うと自治体から治療費の補助を受けることができます。

自立支援医療機関

歯医者さん

唇顎口蓋裂をはじめとする23種類の先天性の病気において矯正治療を行う場合、育成・更正医療指定機関や自立支援医療機関では、健康保険で診療を受けることが可能です。

唇顎口蓋裂/ゴールデンハー症候群/鎖骨頭蓋骨異形成症/クルーゾン症候群/トリチャーコリンズ症候群/ピエールロバン症候群/ダウン症候群/ラッセルシルバー症候群/ターナー症候群/ベックウィズ・ヴィードマン症候群/尖頭合指症(アペール症候群)/ロンベルグ症候群/先天性ミオパチー/顔面半側肥大症/エリス・ヴァン・クレベルド症候群/軟骨形成不全症/外胚葉異形成症/神経線維腫症/基底細胞母斑症候群/ヌーナン症候群/マルファン症候群/プラダーウィリー症候群/顔面裂

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