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親知らずは、なぜ斜めに生えたり、埋まった状態になるの?Wisdom tooth

親知らずが斜めに生えるのは顎の幅が原因

歯医者さん

世の中、女の子のアイドルの花盛り。昔は、美人女優は卵形の顔、アイドルは、可愛い丸顔と相場が決まっていました。 しかし、今、人気のある女優もアイドルも、三角にスッととがった下あごラインをもつ小顔タイプが多いようです。 とがったあごの小顔は、イマドキの美人ですが、歯医者さんからみると、ちょっと問題なんだそうです。あごが細く小さくなるということは、歯が生えるスペースが狭くなるということだからです。

もともと原始時代に比べて、現代人は、食べる物の変化からあごが縮小化しています。だから、前から7番目の奥歯が生えるだけでせいいっぱいのスペースなのに、親知らずはその向こうに割り込んでくることになります。そのため、親知らずは生えてくるときに、斜めに生えてきたり、横向きに生えて骨や歯肉に埋まった状態になったり、数々のトラブルを引き起こすのです。 上下、左右の親知らずがきちんと生えない場合も多いので、噛み合わせが悪い人も多くなっています。噛み合わせが悪いと、あごが痛くなったり、肩こりが起こるほか、集中力がなくなったり、身体のバランスが崩れて数々の不調が起こるといわれます。

親知らずがまったく生えてこない人も増えており、歯の退化が始まっていると指摘する専門家もいます。 実際、最近、20歳前後の若い女性の歯を調べたところ、上あごの親知らずがない人が8割以上、下あごの親知らずがない人は7割以上という調査も発表されました。親知らずだけでなく、その手前の奥歯も退化が進み、三角形になる変形傾向が見られ、噛む力が弱くなっているとされています。永久歯の歯列は上下28本ですが、歯が欠損して、全部生えそろっても28本に満たない人も増えているようです。専門家は、幼少期にもっと硬い食べ物をかむ習慣が必要と指摘しています。そういえば、若い女性や子どもたちの好きなものは、ケーキにアイスクリーム、ゼリー、スナック菓子、ハンバーガーなどなど、柔らかいものばかりですね。 もちろん、女性だけのことではありません。最近は、男性も、あごが細くとがった小顔が増え、あごのがっしりした四角い顔、いわゆるえらの張ったタイプが減ってきた印象があります。子どもや若者の歯を多く診察している歯科医は、現代の若者のさまざまな問題と歯の退化の関連性を指摘します。若いのに元気がなく、動きが鈍く、疲れやすい、精神的に虚弱で学校や仕事が続かないなどの傾向のある若者には、下あごのえらが細く、噛み合わせが悪いケースが多いそうです。小顔の若者が増えたのは、生物学的な退化の象徴ではないかとまでいう専門家もあるほどです。 もしかして、親知らずが生えてきて悩んでいる人は、まだ身体が退化していない、健康な証拠として喜ぶべきなのかもしれません。

また、日本の場合、欧米人に比べて、歯への関心が低いといわれています。欧米では、歯、特に歯並びに気を使うのがあたりまえとされており、セレブなスターたちは、見事にきれいな歯並びをしています。歯列矯正なども行っていますし、もちろん、親知らずなどの治療も早いうちから適切に行っているケースが多いようです。 日本でも小顔や細いあごを賞賛するだけでなく、本当に美しい歯と歯並びを持ち、健康な美しさに注目するべきなのかもしれません。 外見だけで人を判断することはよくないことですが、美しい歯並び、美しい口元は若々しく魅力的な印象を与えます。人前で親知らずまで見せることはあまりないでしょうが、一事が万事です。親知らずを含めて、もっと歯の美しさに気をつけていきたいものですね。

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