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親知らずを放置するとどうなるの?Wisdom tooth

すべての親知らずがトラブルを起こすというわけではありません

レントゲン

親知らずが生えるきたからといって、必ず、痛みや腫れが起こるわけではなく、すべての親知らずがトラブルを起こすというわけではありません。 正常にまっすぐ生えてきて、噛み合わせにも問題がなく、歯磨きなどのケアがきちんとできている親知らずは、そのままにしていて問題はありません。 放置しておけないのは、横向きや斜めだったり、手前の歯にぶつかったり変な生え方をしたり、あるいは、歯磨きなどのケアがしにくく、虫歯や歯肉炎などの炎症が起きやすいタイプの親知らずです。 たとえば、横向きに生えている場合、斜めに傾いていたりする場合、中途半端に生えてきて歯の一部だけが見えている場合などは、食べたものが挟まりやすく、歯磨きも行きとどきにくいのでそのままになりやすく、虫歯や周囲の歯肉炎、将来的には歯周病などを引き起こすモトとなるので放置できません。上下のうちどちらかだけ生えたりして噛み合わせが悪い場合も、口の中を傷つけたり、頭痛や肩こりを引き起こしたり、全身のバランスを崩すこともあるのでやはり放置できません。 そして、親知らずが虫歯になってしまった場合、たとえ小さい虫歯でも、一番奥で治療器具が届きにくく、その後のメンテナンスも難しいので、治療をしても再発する可能性が高くなります。そのため、治療をせずに抜歯するケースが多くなります。

親知らずのトラブルが起きやすい時期

歯

親知らずは、18歳から20歳ごろに生えますから、生えてくるときの痛みや腫れなどのトラブルが起こりやすいのは、大学受験や就活など、人生を決める大切な試練に立ち向かう時。そして、虫歯や歯肉炎などのトラブルが起こりやすくなるのが20代から40代のはたらきざかりということになります。 親知らずが生えるころまでは、体も成長し、体力も向上する一方ですが、その後は、残念ながら肉体は下り坂。40歳にもなれば、その坂も急になります。 しかも親知らず以外の歯は、6歳ぐらいから、毎日毎日同じものを使ってるわけです。皮膚や骨は同じものとはいえ、常に新陳代謝されていますが、歯は一度作られたらそのままで改造されることはありません。毎日3度の食事の度に、何十㌔もの力を受け、力仕事の際の食いしばりや夜中の歯ぎしりにも耐えている歯に、平均寿命から考えるとこの後、何十年もある長い長い下り坂を頑張ってもらわなければなりません。そんな時に、親知らずの周囲から歯肉炎が拡がったり、親知らずとの間に歯垢がたまり、手前の歯が虫歯になるなどのトラブルが起こったら大変です。

出産を経た女性の場合

妊婦

また、女性の場合は妊娠のリスクにもなります。昔から、一子を産んで一歯を失うと言われるように、妊娠、出産を経た女性の歯は悪くなりやすいものとされています。実際、平均寿命は男性より女性の方が長いのですが、歯の寿命は女性のほうが4年ほど短いという報告があります。 妊娠中には、妊娠性歯肉炎という病気にかかりやすくなり、歯肉が赤くふくらんでちょっとさわっても血が出やすくなります。また、つわりで歯磨きがおっくうになる人も多いようです。歯肉が腫れると歯と歯肉の間に歯垢がたまりやすくなり、歯を磨こうとすると歯肉から血が出るので歯磨きをするのがおっくうになり、磨けないからいっそう歯垢がたまりやすくなるというと悪循環に陥り、虫歯にもなりやすくなります。 妊娠中に虫歯や歯肉炎が痛くなった場合、おなかの赤ちゃんが心配で治療ができないこともありますし、赤ちゃんが生まれてからの子育て中は、忙しくて歯科医に治療に行けないことも多いでしょう。 長い人生を健やかに過ごしていくためには、自分の親知らずには、どんなリスクがあるのかをきちんと知ること。そして、リスクの高い親知らずは放置しないということが大切ですね。

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