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親知らずが生えるとどうなるの?親知らずの症状

親知らずの症状

親知らず

赤ちゃんに可愛い乳歯が生えてくると、「歯が生えてきた!!」とみんな大喜びなのに。

乳歯が抜けて、永久歯が生えてくると成長の証とこれまた、ママもパパも大喜びなのに。

親知らずはせっかく生えてきても、「あらー、やっかいねー」と同情されたり、「早く抜いた方がいいよ」と忠告されたり、どうしてなんでしょう。

それは、アゴが小さくなってしまった現代人にとっては、親知らずは、狭いところに無理して割り込んで生えてきて、いろいろ問題を起こすラブルメーカーだからです。

まず、生えてくるときから、周囲に刺激を与えて、歯肉に炎症を起こすことがあります。

他の歯のようにまっすぐあるべきところに生えてこないこともあるので、横向きに生えてきて周囲の歯茎やアゴの骨を圧迫して痛みを与えたり、親知らずと対向するアゴの歯肉に傷をつけたり、頬の粘膜を痛めたりします。

また、歯ブラシが届きにくいほど奥に出てくるので、不潔になりやすく、歯のまわりに化膿性の炎症や歯肉炎を起こしたり、虫歯になったりします。

上だけ、または下だけしか生えてこないこともあるため、噛み合わせを狂わせてアゴが痛くなったり、肩こりがひどくなる人もいるようです。

つまり、親知らずが生えることで急に痛みが起きるのではなく、生え方が正常ではないことが多いので周囲を刺激してトラブルを起こしたり、しっかり歯を磨くのが難しいため、虫歯や炎症が起きやすく、口腔内にトラブルを起こしやすいということです。

そして、親知らずのまわりに歯肉炎などができると、いったん治っても、疲れたりして免疫力が低下すると、また大きく腫れて痛みが出てくる危険性があります。

もともと奥歯は食べたものが挟まりやすく、歯磨きがしにくいため、虫歯になりやすいのですが、親知らずは奥の奥歯ですから、その可能性が高まります。

しかも、横向きに生えてきていたり、手前の奥歯にあたるような形で生えるなど正常な位置でないと、食べ物がいっそう奥歯の後ろに挟まりやすく、ケアもいっそうしにくくなり、悪循環につながっていきます。

挟まった時には気になっていても、人間は少し時間がたつとだんだん慣れていくものなので、そのままになりがちで、虫歯や歯肉炎、歯周病の危険性がどんどん高まっていきます。

しかも、親知らずそのものだけでなく、手前の健康な奥歯を巻き添えにして、虫歯にしてしまうこともあるのです。

ですから、親知らずは抜いた方がいいという人が多いのですね。

しかも、歯そのものが硬く複雑な形をしていたり、神経は健康であることも多いので、昔は親知らずの抜歯は、患者さんにとても負担のかかるものでした。

特に下あごの親知らずの場合、麻酔を打っても痛みが感じることがよくあり、さらに抜歯後の麻酔が切れた後の痛みやだるさも他の歯の抜歯の場合より重いことが多かったようです。

また、上あごの親知らずを抜歯した場合は、上顎洞という部分と口腔が貫通してしまう場合もあり、医療技術が未熟だった頃は、親知らずから起こった炎症が全身に広まったケースもあったので、親知らずは抜いた方がいいけれど、抜くのも大変…というイメージが出来上がってしまったのです。

ただし、誰でも親知らずにトラブルが起こるわけではなく、きちんと正常に生えてきて、奥歯としての役割を果たしてくれることもあります。

最近では、麻酔技術も進み、抜歯など親知らずの治療も進化してきていますし、また、歯の健康への関心が高まり、自分の歯を大切に一生使っていこうという人も増えています。

親知らずが生えてきても、むやみに怖がったり嫌がったりすることなく、自分の親知らずのことをよく知って、ちゃんと付き合っていくことが大切でしょう。

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